第二部は、元ニュースキャスターの鈴木美穂氏のがん闘病の体験でした。2008年5月、テレビカメラが鈴木さんとご両親がいる診察室に入り、医師のがん告知の場面を撮影したものの一部を視聴しました。当時24歳であった鈴木さんは、孤独な闘病と絶望感の中で、死ぬまでに5つの夢を実現しようと決意します。まず自分にしかできない仕事として、若年性がん患者団体の委員、がん患者と支える人たちのための施設『マギーズ東京』の設立、一般社団法人日本専門医機構の理事に就任し、がん患者を支える活動を行ってきました。
写真:鈴木美穂氏の講演
がん闘病から10年がたち、寛解を勝ち取り、振り返ると残る4つの夢(親孝行、結婚、出産、世界一周)全てが実現できたということです。最後に鈴木さんより、生徒の皆さんにメッセージがありました。
・つらいときは、ただ生きているだけで十分。“時薬”がある。
・「やらないまま死んだら後悔することは?」想像して、できることから行動しよう。
・感謝の気持ちを忘れず、大切な人を大切にしよう。
第三部は質問タイムでした。最後に、生徒会長よりお礼の言葉がありました。
写真:質問タイムとお礼の言葉