2025年3月21日金曜日

第69回卒業式

今週水曜日(3/19)、第69回卒業式が挙行されました。
概要をお伝えします。
写真:開式の辞(上) 校歌斉唱(中) 卒業証書授与(下)
〇校長式辞(概要)
卒業生のみなさんの中学校生活は、新型コロナウイルス感染症による制限のある中始まりました。2類から5類に移行してから、運動会やくぬぎ祭音楽会を新たな形で行い、職場体験を再開し、そして七小の5年生に英語の絵本の読み聞かせや6年生と卒業式の合唱の交歓などの取り組みにも挑戦し、新たな二中をつくった学年です。
卒業生のみなさんへはなむけの言葉として、本校の校訓、『師弟同行』、『夢』を贈ります。変化が激しく、予測困難な社会で、力を発揮できるのが『師弟同行』です。学ぶ立場だけではなく、時には師となって同行することが大切になっていきます。『我以外皆我師』という言葉がありますが、この謙虚な気持ちで未来を拓いてほしいと思います。自分の『夢』を持って、決してあきらめずに、どんな逆境をも乗り越えてください。二中の校訓を忘れずに活躍してくれることを期待していいます。

〇教育委員会告辞 古屋真宏 教育長(概要)
今から70年前、ペンシルロケットの発射実験がこの地、国分寺で行われました。糸川英夫博士の強い信念が、研究仲間や周囲の人々を動かし、水平発射実験ができるようになりました。仲間の考えを尊重し合い、開発を進め、ついに水平発射実験を成功させました。糸川博士の挑戦し続ける姿勢と他者と協同して成し遂げる姿は、現代ロケット、H3・2号機に脈々と受け継がれています。博士の功績を通して、2つのことを卒業生のみなさんにお伝えします。
・目標に向かっての努力
 前向きに努力を続ければ、必ず結果がでます。
・互いに思いやり、助け合う
 仲間と共に新たな価値を生み出しください。

〇来賓祝辞 石丸明子 子ども家庭部長(概要)
20年ぶりに新紙幣が発行されました。一万円札の肖像となった渋沢栄一は近代日本経済の父と言われ、民間企業500社の設立や経営に携わり、近代化の礎を築きました。渋沢栄一の座右の銘で『吾日に吾身を三省す』という言葉があります。自分の日々の行動を振り返って、何度も反省するという意味です。反省とは、悲観的な意味ではなく、自らを省みて成長につなげることを意味しています。卒業生の皆さんは、新たな経験をしていく中で、向かい風に当たることもあるでしょう。その時は、自らの行動を客観的に振り返り、前進を続けてください。

写真:送る言葉 生徒会長(上) 以下 卒業生と2年生の合同合唱
写真:別れの言葉と卒業生の合唱